中間は売れないとな?

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韓国に持ち込んだものの中にバイオリンがあります。

高校生のころから数年間習った程度なのでたいして上手ではないのですがね。

ちょっと思い入れがあるバイオリン。中高生のころは結構夢中で練習していました。

 

 

 

習うのをやめてしまってからも、好きなことには変わりなかったので、時々取り出してはひとりで弾いています。

上手になるどころか以前弾いてた曲が徐々に弾けなくなるのを確認するような作業なんですけどね。

 

 

 

で、このバイオリンとの付き合いも長くなり、弓のお馬のしっぽがだいぶ抜け毛でさびしくなってしまい、ある時、楽園洞の楽器商街に行ったんです。そして、弓を購入することにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それよりずっと前に、南部ターミナル周辺の楽器屋さんに行ったことがあり、そこに並んでいたバイオリンの高級っぽさに、「韓国、やたら高いものをみんな買うのか~」って思っていました。

 

 

 私のは、良し悪し分からないままに楽器屋に行き、初心者ならこのくらいのが妥当で使いやすいのではないかと勧められたバイオリンです。習っていた教室では、年に一回発表会があり、ほかの生徒さんの演奏を聴く機会があったんですが、先生の息子さんとか、いかにも将来音楽家を目指してますって感じの子たちのバイオリンはなんか、見るからに他と違ったんですよね。その時の私の目には。私のにはない艶があったり、年季が入ってる感があったり…。高いんだろうなぁって思って、そのころはいつかもっと上手になったら、貯金してああいう高級なバイオリンを買いたいなと思ったものです。

 

 

 で、南部ターミナルで見たバイオリン屋さんのバイオリンはどれも、その時の高級バイオリンを思い出すようなものでした。

すごいな。さすが韓国。スポーツもそうだけど、やるよってなったらプロ目指す以外の選択肢がなく、そもそもそれに才能あるらしいと見定めてからのスタートなのでしょっぱなからエリート教育として受けさせるあれか…などと思いました。

 

 だから、当然そういうものだと思って楽園商街に行ったわけです。

 

 

 

 

 ちなみに、バイオリンの値段はざっくりとしか覚えていないのですが、私のバイオリン用の弓はなぜか値札が付いたままだったおかげで、弓の値段だけは正確に知ることができます。

 

14,000円

 

 以前テレビで見た、ストラディヴァリウスは弓だけで数千万円だったので、本体の良さに比例するものと認識しています。

 

 

で、ね。

 

 

 

3万ウォン

といわれたとき、目が点になりました。

虚無になりました。

 

 

「いや、もっと高いのないですか?」

 

 

って、普段なら絶対に口から出てこない言葉を発していました。

ないよといわれたので、しぶしぶ安く購入してきたわけです。

 

 

 

 

 

しかし、これが…・。

数年もしないうちに集団脱毛症になりましてね。

前の14,000円の弓が10年以上、いや、15年以上かけて徐々に薄くなったレベルにまで1,2年で到達してしまったのです。

 

 

一時期、仕事で韓国に滞在していた人が、バイオリン弾きたいんだけど手元になくて…、というので短期貸し出したことがあったのですが、とてもじゃないけど、こんな弓ではお貸しできません。それで、また楽園洞に行って新しいのを買って、交換しました。その時に、弓の寿命を聞いたら

 

 

「半年くらい?」

 

 

 

 

ううう・・・えーんえーんえーんえーんえーん

 

半年ごとに買い替えるようなもの使いたくない…。

二代目弓はそのまま捨ててもらって新しい弓を付けて貸し出し。

それが一年半前か二年位前ですかね。コロナより少しだけ前だったはずなので。

 

 

 学期中滞在するほうの家は、マンションで騒音問題が頻繁に発生しているからクレームされないように静かに過ごしてくださいとくぎを刺されたこともあり、バイオリンはソウルのおうちのほうにお留守番。

 最初の半年はソウルに戻った時はやることてんこ盛りでとてもじゃないけどバイオリンを弾く余裕がなくて…。弾くなら日中限定になりますしね。で、コロナで生活が激変したりなんだりして、やっと落ち着いたので、弾こうかなと思ってケースを開けたら…。

 

 

 

また脱毛アセアセアセアセえーんえーん

 

 

 

 使い捨てかいムカムカムカムカ

 

 

 

ああ。。。

イラっとする。ムカムカムカムカムカムカムカムカ

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 それでなくても、韓国で買うものたちの寿命の短さに軽くいらだっていた時だったので、もう、うんざりだわ、、、みたいな気分になったんですね。もやもやもやもやもやもやもやもやもやもや

 でもですよ。

 お金積めば思い通りのものが手に入るわけではないところがしんどいわけです。

 

 なんて言っている間に今回の冬休みに突入。

 

 

 

 

 休みな筈なのになんか毎日やることいっぱいいっぱいなんですが、それでも、その合間の時間に、まともな楽器を売っているところないかしら?と調査はしていました。

 

 

 

 

 で、住んでいるところの近くに弦楽器専門のお店があることを思い出し、行ってみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ご飯中のところせかしてしまってごめんね、社長様。

 

 

 

 

ヒヨコ 「弓が欲しいんですけど」

犬 「どのタイプ?」

ヒヨコ 「どのっていうか、普通のサイズのです」

犬 「ああ、成人用?」

ヒヨコ 「そうです」

犬 「2万5千ウォンからあるけど・・・」

ヒヨコ 「あ、そういう安いのは嫌なんです。今使っているバイオリンのもともとの弓は17万ウォン(記憶が若干間違っていました、本当は1万4千円だから14万ウォンくらいですよね)だったんですけど、楽園洞で3万くらいのしかなくてそれ使ったんですけど、安物をしょっちゅう買い替えるのが嫌なんです」

 

 と話したら

 

犬 「それだったら30万ウォンのならあるよ。カーボンのいいのだし、毛が抜けたら張り替えることもできるよ。」

と、

ヒヨコ 「ちなみにその中間のは?」

犬 「あっても大して質が(安物と)変わらないからほとんど需要がないのだよ」

 

まじか…。

 使い捨て同然の不本意極まりない弓を使うのは嫌だし、バイオリンそのものが、親戚の中で一番かわいがってくれた伯母の形見の品でもあるので、そういうものにテキトーな弓を当てるのも嫌だったので、そちらを購入してきました。

 

 まあ、メンテもお願いして長く使えるならいいか…

 

 

 ということはだよ。

 かつて南部ターミナルで見た高級そうなバイオリンも…見掛け倒しの可能性高いよね~。

返せ~、かつての憧れをだぶらせた私の心を返せ~あせるDASH!ギザギザ

 

 

 

 

犬 「バイオリン、どこの?」

と聞かれたので、

ヒヨコ 「(身長が大人と同じになる)中高生のころに買ってもらった練習用なので、たいして高いものではないですよ。スズキのです」

といったら

犬 「スズキの!! いいものじゃない」

っと。

 

 あ、そうなの?

犬 「もしかして、古いやつ?」

ヒヨコ 「いえ、その時に新品だったものです」
 

 やっぱりあれか。高級そうに見えるけど、、、ってあれか。

太刀魚スーツと同じか。

 

 

 

 

 

 今度、本体のほうの音質をぐっと良くする手入れをしてあげるから、来週あたりもってきなさいと言われ、お店を後にしたのでした。

 

 

 

 わかっているはずなのに、ジャンル違いでまた再認識させられた文化の違い。

帰り道に、太刀魚スーツの話とか、見栄っ張りな韓国人の話とか、あれとかこれとか思い出しながら、また一つ韓国についての理解が深まったのでありました。

 

 

 

※太刀魚スーツがなにか、気になる方は検索してみてねピンク音符

Source: エナの庭~ソウルをおさんぽ

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